サイコパスの特徴と見分ける11の方法!サイコパスによる恐るべき犯行!エジソンも… 中野信子 脳科学者


映画「羊たちの沈黙」のレクター博士で一躍有名となったサイコパスという人間の存在。

サイコパスのレクター博士にはジェフリー・ダーマーという実在する人物がモデルとなっています。

レクター博士は、猟奇的な犯行を犯す一方、ジョディ・フォスター演じる主人公を助ける、天才的な精神科医という側面も持ちます。

その異常性は、見る人を恐怖に陥れました。

表の顔と裏の顔を使いわけ、二面性を持つ猟奇的な犯罪者…

そんなイメージを持たれているサイコパス

近年の研究では、人類初の月面着陸に成功したアームストロング船長や、Appleを創立したコンピューター界の革命児、スティーブ・ジョブズも、サイコパスの可能性が高いと言われています。

彼らだけではなく、大企業のトップや成功者と呼ばれる5人に1人が、

社会全体を見渡せば、25人に1人から100人に1人はサイコパスの可能性が高いと言われています。

つまり、サイコパスというのは限られた人間ではなく、我々のごく身近に存在しているという事なのです。

長年、謎の存在とされてきたサイコパス

脳科学の進歩により、サイコパスの脳にはある共通点がある事が分かってきました。

成功者に多いサイコパス

弁護士や政治家、企業のCEOなど、いわゆる成功者と呼ばれる人に、サイコパスは多いと言われています。

サイコパスを見分ける11の質問

下記の質問に答える事で、サイコパスの傾向があるかどうかを、見分ける事が可能です。

当てはまれば◎
やや当てはまれば〇
当てはまらなければ△
全く当てはまらなければ×

で回答してみてください。

質問1:計画を立てず行き当たりばったりで行動する

質問2:浮気はバレなければしてもよい

質問3:もっと楽しい予定が入ったら、以前の約束は断てもよい

質問4:動物が傷ついたり、痛がっていても何も感じない

質問5:高速道路で飛ばしたり、ジェットコースターに乗ったり、スカイダイビングに興味がある

質問6:自分の欲しいものを手に入れるためなら、他人を踏み台にしても気にならない

質問7:発言に非常に説得力があり、他人の望み叶えてあげられる才能がある

質問8:重大な問題でも決断を下すのが非常に速い

質問9:どんなプレッシャーを感じる場面でも平気である

質問10:騙されるのは、騙される側の問題である

質問11:自分が間違った方向に進んだ責任は、自分ではなく他人のせいである

以上の質問で、普通の人が持っていない、サイコパスだけが持つ4つの特徴があるかを調べる事が出来ます。

サイコパスが持っていないもの

その1:恐怖心

サイコパスの脳は一般の人と比べ、扁桃体という部分の働きが悪い事が分かってきました。

偏桃体は、恐怖や不安を感じた時に、身の危険が迫っている事を伝える働きをします。

そのため、サイコパスは、恐怖心が薄いのです。

そのため、サイコパスは、車をガンガン飛ばしたり、ジェットコースターやスカイダイビングなど、スリルを楽しむ事が好きな傾向があります。

仕事の際も、心配や決断に対する恐怖心が薄いため、咄嗟の判断で巨額の金を動かす金融トレーダーには、実際にサイコパスが多いと言われています。

その2:共感

上司などに激しく叱責されたとき、ただ耐えるのが普通の人です。

一方でサイコパスは、相手の最も嫌がる方法で言い返してしまう傾向にあります。

普通の人は、相手が感じる痛みや気持ちを、自分の事のように共感し、相手が嫌がる行動は避けるものです。

一方で、サイコパスの脳は、共感を感じる眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)の働きが弱く、相手の痛みや気持ちを想像する事が出来ません。

サイコパスには共感が無いのです。

共感が無いサイコパスは、他人が感じるプレッシャーも、感じる事が出来ません。

そのため、人の手柄を横取りしても、何の罪悪感も抱きません。

それは、相手が人間の場合だけでなく、動物の場合でも同じです。

質問の4番、6番が◎だった方は、共感出来ないサイコパスの可能性が高いといえます。

その3:良心

日本人の多くは、お金を拾うと交番に届ける傾向にあります。

一方でサイコパスの脳は、良心や道徳心を司る内側前頭前皮質(ないそくぜんとうぜんひしつ)の働きも鈍いです。

そのため、自らに問いかけるという事を苦手とし「自分は何も悪くない」と捉え、なんでも他人のせいにしてしまう傾向があります。

ルールを守るものという意識も薄く、計画性も無いため、行き当たりばったりの行動が多い特徴があります。

その4:媚びない

人の行動は恐怖心と密接に関係しています。

人は罰を受ける事で、やってはいけない事を学んでいくのです。

一方でサイコパスの脳は、恐怖を感じる扁桃体と、良心や共感を感じる部分との結びつきが弱いです。

そのため、罰を受けても、それが自分の行動が原因であるとは理解できず、次から辞めようと、考える事もありません。

サイコパスは、何をしたら怒られるか分からないため、ドタキャンするのも当たり前です。

一方で罰を受けないようにするために、その場しのぎの嘘を平気で繰り返すため、口がうまい特徴もあります。

サイコパスは、浮気はバレないと信じ込んでおり、他人を意のままに操る自信も持っているのです。

サイコパス診断テストの結果

先ほどの11個の質問は、すべてサイコパスの特徴を表しています。

◎を3点
〇を2点
△を1点
×を0点

として合計点を出してみてください。

サイコパスである可能性が、

0~11点は、非常に低い
12~17点は、平均より低い
18~22点は、平均レベル
23~28点は、平均より高い
29~33点は、極めて稀で非常に高い

という結果になります。

18~22点くらいであれば平均的です。

29点以上だと、サイコパスである可能性が極めて高いといえます。

サイコパスの勝ち組と負け組

サイコパスにも勝ち組と負け組が存在します。

負け組のサイコパスは、反社会的な行動を取り、捕まってしまうような人の事です。

勝ち組のサイコパスは、スティーブジョブズや織田信長などが当てはまります。

勝ち組と負け組を分けるカギ

勝ち組と負け組を分けるカギは、冷静な判断を司る背外側前頭前野(はいがいそくぜんとうぜんや)が、発達しているかどうかにあります。

ここが発達していると、先々こういう事をしていると捕まる、といった事を判断する事が可能になります。

この能力を持ったサイコパスが勝ち組であると言えます。

質問7~質問11の、後半の選択肢の点数が高い人は、勝ち組のサイコパスになる可能性が高いです。

サイコパスも必要な人間

人類がここまで進化してくるうえで、このようなサイコパスの能力を持った人間が、一定数必要だったのだと考える事も出来ます。

みんなが出来ないような冷静な判断をしなければならない場面で、そういった事を実行する事は、サイコパスは得意としているのです。

サイコパスも才能の一つだと考えればよいのではないでしょうか。

サイコパスによる凶悪犯罪

1885年の米国 ケンブリッジ病院

ジェーン・トッパン28歳

看護士として働くジェーンは、陽気な性格から同僚からも患者からも愛されていました。

ですが、そんな彼女をある日、悲劇が襲います。

ジェーンが担当する患者が、立て続けに2人も急死したのです。

ジェーンの患者ばかりに不幸が続く…

ほどなくジェーンは病院を去ります。

その後、家に住み込みの看護師となったジェーンは、各地を転々とする事になります。

冗談好きで陽気なジェーンは、どの家でも喜んで受け入れられました。

ジェーンが10年の間に渡り歩いた家は実に数十件…

そんな生活に終わりが突然訪れます。

「ジェーン・トッパンさんだね」

「殺人の容疑で逮捕状が出ている。署まで同行してください」

ジェーンは警察に逮捕されてしまったのです。

「刑事さん達が来ていなかったら、この家の人たちも、今頃冷たくなっていたわ」

容疑は31人に対する殺人でした。

被害者は、彼女の患者ばかり…

ジェーンは、殺人を犯す度に、働き先を変えていたのです。

警察に逮捕されたジェーンは、悪びれる事も無く、残忍な犯行の手口を語り始めました。

まずは、患者を麻酔薬で眠らせ、そして、今度はすかさず興奮剤で起こす…

何度も何度も、患者に苦しみを繰り返し与え続けていました。

ジェーンは、人の死を楽しんでいたのです。

「別に患者に恨みがあったわけじゃないわ」

「私がした事がどれほど悪い事なのか、全然分からないのよ」

猟奇的な殺人犯のジェーン・トッパンの猟奇的な事件に、世間は震撼するかに思われました。

ところが、世間の反応は意外でした。

「あんなにいい子が凶悪犯なわけが無い!」

「きっと何かの間違いだ!」

「ジェーンはきっと騙されているだけだよ!」

ジェーンを知る人々から、擁護する投書が相次いだのです。

犯行は精神疾患による突発的なものといった憶測もある中、ジェーンは新聞紙上に衝撃的な告白をします。

「本当は、少なくとも100人は殺しているわ」

「可哀そうな人を殺してあげたかったの」

「精神錯乱なんかじゃないわ」

常軌を逸した猟奇殺人者のジェーン・トッパンは、結局、精神科病院に送られる事になります。

何が彼女を変えたのか?

ジェーンは後にこう語っています。

「薬を使うっていう殺し方は、16歳の時に思いついたの」

「結婚を約束した恋人に捨てられたからよ」

「もし私に夫がいて子供がいて、普通に結婚していたら、殺人なんかやらなかったと思うわ」

なぜジェーンの犯行に気づかなかったのか

よく考えれば、気づくポイントはいくつもあったはずです。

異常な虚言癖、ナルシスティックに悲劇のヒロインぶる、職場を転々とする…

職場を転々とするという事は、嘘がばれてしまわない為、という目的があったからに他なりません。

人の脳は、疑うよりも信じたいという方向に働く傾向があります。

ジェーンの行動には不可解な点が多かったものの、陽気なあのジェーンが、そんな事をするはずが無いと、信じたい力が働いてしまったと言えるでしょう。

サイコパスは生まれつき?

サイコパスは、生まれつきの要素が高いと言われています。

生まれつきの要素が高いとはいえ、その後の生い立ちにより、その能力を社会の為に活かす事が出来るタイプもいます。

それがいわゆる勝ち組のサイコパスと呼ばれるタイプです。

サイコパスの全てが、犯罪者になるというわけではないのです。

発明王エジソンもサイコパス

発明王のエジソンもサイコパスだった可能性が高いと言われています。

ある日、エジソンの工場が火事になってしまいました。

するとエジソンを、すぐさま父親に電話をしました。

一体なぜ、エジソンは父親に電話をしたと思いますか?

エジソンは父親に、

「こんなに大きな火事、滅多に見られないから一緒に見よう!」

と誘ったのです。

夜中の工場の消火活動の大変さを見て、エジソンはサーチライトを発明したと言います。

能力を犯罪の方向に使う人ばかりではないというよい例だと言えるのでないでしょうか。

参考図書:サイコパス    
 

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